YoBitは数多くの仮想通貨を取り扱っているロシアの仮想通貨取引所です。
取り扱い通貨ペアは約8,000にも及び、一定期間の貸付で利息を貰えたり仮想通貨を賭けるゲームで増やせるなど、ユニークなサービスを提供しています。
残念ながら日本円には対応しておらず、国内の仮想通貨を使用しないと取引は出来ませんが、YoBitのサービスには国内取引所にはないものも多く、知識としてだけでも知っておくと役に立つでしょう。
この記事では、そんなYoBitについて詳しく解説していきます。
YoBit(ヨービット)とは
まずはYoBitの概要情報をご紹介します。
取扱銘柄数 | 1,200種類以上 |
取引手数料 | 0.2% |
入金手数料 | 無料 |
出金・送金手数料 | 0.0005BTC |
レバレッジ取引 | なし |
冒頭でもお話しした通り、YoBitはロシアの仮想通貨取引所で他とは一風変わったユニークなサービスを提供しています。
その特徴的なサービスのいくつかをご紹介します。
ギャンブル機能がある
Yobitには「Diceゲーム」というサービスがあります。
Diceゲームでは、コイントスやカジノのバカラと同じ仕組みの二択の問題を当てます。
具体的には、0~100までの数字が選ばれるので、その数字が48以下か52以上かを賭けます。
その予想が当たれば、掛け金が2倍、外れたら0になります。間の49から51までの数字が出た場合は、Yobit側が勝ち、利用者は掛け金を失います。
単純に計算すると勝率は48%くらいです。
Invest Box
Invest Boxの支払いはHYIPではなく、特別基金から行われているようです。
いつでもやめることができるので、リスクを負うことなくコインを増やすことができます。
ただし、ビットコイン、イーサリアム、ドージコイン、ライトコイン、ダッシュコイン、ウェーブ、ビットコインゴールドで配当を得るためにはDiceゲームを5回以上プレーする必要があります。
また、高金利の通貨ははじめから貸付できないこともあるようです。
YoBitを利用するメリット
YoBitのメリットには以下のようなものがあります。
草コインの数が豊富
YoBitは、価格が高騰して注目を集める前の将来性のあるマイナーコインの取り扱いが豊富ですので、草コインに投資したい利用者が多く登録しています。
取り扱い通貨数は1,000を超えていますので、豊富な選択肢の中から将来的に高騰しそうな通貨を選ぶことができます。
例えば、「イーサリアムゼロ」は、イーサリアムがハードフォークした際に分裂して生まれたものですが、この通貨を扱っている取引所は、全世界で見ても片手で数えられるほどしかありません。
レンディングサービスを提供している
YoBitでは、レンディングサービスを提供しています。
そのため、保有しているだけで仮想通貨を増やすことも可能です。
配当は仮想通貨で行われ、継続的に貸し付けを続ければその分資産が増えていきます。
ゲームで稼げるチャンスがある
YoBitの取り組みのユニークな点は、ゲーム機能が備わっている点です。
先ほども取り上げましたが、「Diceゲーム」と呼ばれるものです。
YoBitを利用するデメリット
YoBitのデメリットには次のようなものがあります。
日本語に対応していない
YoBitは英語、ロシア語、中国語に対応していますが、日本語には対応していません。
運営元が不明瞭
YoBitは運営元が公表されていません。
運営会社や創業者、所在地が公開されていませんので、その点にも不安を覚える人もいると思います。
国内取引所では、運営会社や創業者が公開されているのが普通です。その感覚でYoBitを判断すると信頼できるのか心配になると思います。
ただ、2018年には仮想通貨取引所の取引高で世界12位になるなど運営実績はある会社です。
どういうセキュリティ体制を維持しているのか不明
仮想通貨取引所は、取引の安全性、つまり高いセキュリティー技術を持っているかどうかが信頼性を判断する際の一つの大きな基準となります。
残念ですが、YoBitはどのように安全性を管理しているかも公表していません。
YoBitの口コミ・評判
ここでは、YoBitの口コミの要旨をまとめました。
YoBitの良い口コミ
トレーダー以外の17年末バブルの億り人たちみんな消えてるけど、生きてるのかな。
— Ti🐐🛸⚙️ (@Ti_Crypto) February 17, 2023
あの頃と変わらないのはYobitくらいw
YoBitは以下の点が評価されているようです。
- マイナーコインを豊富に扱っている
- Diceゲームで遊べる
- レンディングサービスを使って資産を増やせる
繰り返しになりますが、YoBitの魅力は1,000種類以上の仮想通貨を扱っている点です。
Diceゲームによるレジャー性から、レンディングなどでインカムゲインを狙えるところまで幅広くサービスを展開している点も他の取引所では見られないポイントです。
YoBitの悪い口コミ
あともう一つなんですが、Yobitには注意しておいた方がいいと思います ここ最近Yobitに上場していたいくつかの通貨がYobitは使うなと公式で声明を発表していたりします 十分注意して使用される方がいいです
— 変態草通貨 (@blueskyended) January 13, 2018
YoBitの悪評をまとめると以下のような感じです。
- 出金手数料が高い
- 仮想通貨の送金スピードが遅い
- 運営企業がわからないため不安
悪い口コミからは、手数料・送金時のタイムラグ・セキュリティという大切な部分で信頼を獲得しきれていないという印象を受けます。
送金手数料については通貨の高騰によるものである可能性がありますし、仮想通貨の送金についても一時的なものである可能性もありますが、運営会社が不明瞭なだけにしっかりしてほしいですね。
YoBitの口座開設方法
続いては、YoBitの口座開設手順について解説します。
YoBitの口座開設は以下の流れで行います。
- 公式サイトにアクセスする
- 申込フォームに入力する
- 口座開設完了
詳しく見ていきましょう。
公式サイトにアクセスすると申込フォームが表示されるので以下の項目を入力します。
- Login:ユーザー名
- Emai address:メールアドレス
- Your password:パスワード
- Confirm password:パスワードを再入力
上記の項目を入力し、文字認証(赤文字を入力する)をして利用規約に同意して「登録」をクリックします。
登録したメールアドレス宛にYoBitからメールが届くので、メール内のリンクをクリックしてアカウントを有効化しましょう。
無事にマイページにログインできたら口座開設は完了となります。
YoBitでの入金方法
続いて、YoBitに入金する際の手順を解説していきます。
YoBitは日本円での入金に対応していませんので、国内取引所で仮想通貨を購入してYoBitへ送金する必要があります。
国内取引所で仮想通貨を購入する
国内取引所の口座を作ったあとは仮想通貨を購入します。
ここでは、コインチェックで仮想通貨を購入する方法をご紹介します。
- マイページにログインする
- 「販売所」をクリックする
- 購入する仮想通貨・数量を選択する
- 「購入する」を押す
なお、送金する際は手数料が発生します。
国内取引所からYoBitに仮想通貨を送金する
国内取引所で購入した仮想通貨を以下の流れでYoBitへ送金していきます。
- YoBitのマイページにログインする
- トップメニューから「Wallets」をクリックする
- 先ほど購入した仮想通貨を選択する
- 「Deposite」を押して送金用アドレスを入手する
- コインチェックのマイページにアクセスして「暗号資産の出金」をクリックする
- 送金する通貨や金額、入金アドレスなどを入力する
- 入金アドレスを登録すると送金が完了する
送金先のアドレスを間違ってしまうと、そのまま仮想通貨は永久的に消滅しますので、送金アドレスを入力する際は間違わないようにしましょう。
アドレスを入力する際はコピペを使って、送金前にしっかりと照らし合わせ、なおかつ少額まず送金してみることをおすすめします。
送金完了
問題なくMEXCへ送金されるとアカウント残高が反映されます。
マイページのアカウント残高に送金した仮想通貨が反映されていれば手続き成功です。
YoBitの出金方法
YoBitで出金する方法を見ていきましょう。
出金の手順は以下の通りです。
- YoBitのマイページにログインする
- トップメニューから「Wallets」をクリックする
- 出金に使う仮想通貨を選択する
- 「Withdrawal」をクリックする
- 送金アドレスや出金量を入力する
- 出金情報を確認して「Withdrawal repuest」を押すと完了
基本的な流れは入金と同じです。
YoBitでの仮想通貨の購入方法
YoBitで仮想通貨を購入する際の手順は、以下の通りです。
- YoBitのマイページにログインする
- トップメニューにある「Market」を押す
- 取引に使う通貨ペアを選択してクリックする
- 「BUY」の画面から通貨を購入する
- 購入量と購入価格を入力する
- 「BUY」をクリックして仮想通貨を購入する
YoBitは通貨が多いので取引したい通貨を探す場合は、画面右上にある検索窓から通貨名を入力して検索することをおすすめです。
購入したあとはタイミングを見て「SELL」の項目から売却しましょう。
草コインを選ぶポイント
YoBitの魅力は草コインの豊富さにあります。そのため、草コイン探しに使うと言ってもいいほどです。
草コインは、価格が上がらなければ購入する意味がありません。
そこで、価格が上昇する可能性のある草コインの見つけ方と見つけるポイントをご紹介します。
草コインは「公式サイト」「ホワイトペーパー」「取引量」などの情報から、価格上昇の可能性があるかを予測します。
その際は以下のポイントを確認するといいでしょう。
これらのポイントを満たす仮想通貨が必ず値上がりするわけではありませんが、こういったことに着眼して探していくといいです。
開発者の情報を公開している
開発者の情報が公開されていることは重要です。
本来、仮想通貨の開発者の情報は公式サイトやホワイトペーパーに記載されており、目的や用途を外部に示すようになっています。
ただ、草コインの場合は開発者の情報が曖昧なケースも多いです。
開発者の情報がはっきりしないと、信頼を得られないので、取引量も増えないという傾向があります。
開発の目的が明確
2つ目のポイントは、仮想通貨を開発する目的が明確であることです。
仮想通貨の公式サイトやホワイトペーパーには、どんな目的で開発を行っているのかが明記されています。
よくあるのが、スケーラビリティ問題の解決、DApps開発のプラットフォーム、動画配信のプラットフォームなどです。
もし、目的が書かれていても不明確な場合は注意して調査しましょう。
開発された通貨の用途に需要がある
開発された仮想通貨の用途に需要があるかどうかも重要です。
公式サイトやホワイトペーパーから開発の目的を確認することも大切ですが、その目的に需要があるかも冷静に判断しなければなりません。
というのも、需要がなければその仮想通貨の需要もあまりないということで、価格の高騰は期待できないからです。
進捗を公開している
ロードマップを作成し進捗を公開しているかもチェックしましょう。
仮想通貨開発のプロジェクトは、「何の価値もない通貨」というところから始まります。
何の価値もなければ流動性は上がりませんし、開発の資金も集まりませんので、開発者は将来性を証明するためにロードマップを作り、その通りに開発を進めていくことで資金が集まるようにします。
しかし、仮想通貨のプロジェクトの中にはICOなどで多くの資金を集めたあと、開発を進めないケースがあります。
いわゆる「詐欺コイン(スキャムコイン)」というものです。
一定の取引量がある
公式サイトやホワイトペーパーの内容が魅力的でも、直近の取引量が少ない状況が続いている場合は注意が必要です。
取引量が少ない原因としては、以下の2つが考えられます。
- まだ発見している人が少ない
- 欠点があり取引している人が少ない
前者であれば購入を検討して良いですが、後者の場合、開発が止まっていることもあるので注意が必要です。
公開されている情報の中から欠点を見落としている可能性もあるため、見落としを減らすためにも取引量を確認しておきましょう。
過去に極端な暴騰が起こっていない
過去に物凄い勢いで上昇した通貨は、今後同じような暴騰が起こらない可能性があります。
また、そのような通貨は大量に資金を持っているグループがPUMP(パンプ)と言われる行為を行い市場を荒らしていることもありえます。
草コイン投資の理想的な上がり方は、以下のような前向きな理由で上昇することです。
- 開発が進み新しいプラットフォームがリリースされたから上昇した
- 政府と協業して開発を進めると発表された
特に大きな理由もなく価格が乱高下している通貨は特定のグループが相場を操作している場合もありますので注意しましょう。
まとめ
YoBitについて詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか?
最後にもう一度、YoBitの魅力をおさらいしておきましょう。
- 草コインの数が豊富
- レンディングサービスを提供している
- ゲームで稼げるチャンスがある
こういった魅力がある反面、YoBitは運営元が曖昧で信頼性に欠けるという大きなデメリットも抱えています。
そのため、メリットとデメリットを天秤にかけて利用する価値があるのかご自身で判断しましょう。
\取引高世界12位を記録!/
コメント