仮想通貨の海外取引所を手数料で徹底比較！安く取引できるのはどこ？

海外の仮想通貨取引所は日本円での入金に対応していないところも多いため、海外取引所で取引するとなると一旦国内取引所で仮想通貨を購入し、送金するという手順を踏むことが一般的です。

国内取引所から海外取引所に送金するのは海外送金に該当し、手数料がかなりかかります。

そのため、他の手数料はできるだけお得に利用できるところがいいですよね？

そこで今回は、「手数料」という観点から、おすすめの海外仮想通貨取引所をご紹介します。

当サイトでは、人気の海外取引所を17社まで厳選してまとめてご紹介しています。気になる方は、先に「仮想通貨海外取引所のおすすめランキング！１７社を徹底比較」にも目を通してみてください。

おすすめ仮想通貨海外取引所の特徴と手数料

ここでは、15社の海外仮想通貨取引所をまとめてご紹介していきます。

まず最初に、15社の手数料を比較表にしてまとめました

	取引手数料	入金手数料	送金手数料
Binance	一律0.1％	無料	0.0005BTC
Bybit	【現物取引】 ・メイカー：0.1％ ・テイカー：0.1％ 【デリバティブ取引】 ・メイカー：0.01％ ・テイカー：0.06％	無料	通貨により異なる
Zoomex	・メイカー：0.02％ ・テイカー：0.06％	無料	無料
CryptoGT	無料	無料	無料
gate.io	・メイカー：0.2％ ・テイカー：0.2％	無料	無料
KuCoin	・メイカー：0.1％ ・テイカー：0.1％	無料	無料
MEXC	一律0.2％	無料	通貨により異なる
BKEX	・メイカー：0.15％ ・テイカー：0.2％	無料	通貨により異なる
Bitforex	【スポット取引】 ・メイカー：0.1％ ・テイカー：0.1％ 【マージントレード】 ・メイカー：0.06％ ・テイカー：0.04％(BTC、ETH)/0.06％(その他仮想通貨)	無料	通貨により異なる
BAQRON	【先物取引】 ・メイカー：～0.02％ ・テイカー：～0.04％	無料	通貨により異なる
YoBit	一律0.2％	無料	0.0005BTC
Bithumb	一律0.15％	無料	0.001BTC
itBit	・メイカー：無料 ・テイカー：0.20％	無料	00000047BTC
Poloniex	・メイカー：0％～0.145％ ・テイカー：0.04％～0.155％	無料	通貨により異なる
BITTREX	一律0.25％	無料	0.001BTC

Binance(バイナンス)

Binanceは、2017年に中国で設立された世界最大手の仮想通貨取引所で、現在はマルタ島に拠点をもっています。国内取引所では取り扱っていないアルトコインを多数取り扱っており、取引手数料もかなり安いです。機能面でも国内取引所を上回っている点が多く、特にセキュリティ対策に余念がありません。そのため、安心して使える海外取引所となっています。

Bybit(バイビット)

Bybitは2018年3月に設立された仮想通貨デリバティブ取引所です。130ヵ国以上のユーザーを持ち、世界的に見てもかなりの人気を誇ります。国内の仮想通貨取引所ではできないハイレバレッジ取引ができたりと海外取引所ならではのサービスを提供しています。

Zoomex(ズーメックス)

Zoomexは、2021年にシンガポールで設立された海外仮想通貨取引所です。Zoomexは米国MSBライセンスだけでなく、カナダMSBライセンスも取得しているという信頼性に加えて、100種類を超える銘柄数を取り扱っており非常に人気があります。また、取引画面も使いやすく初心者にも高い評価を得ています。

CryptoGT(クリプトジーティー)

CryptoGTは、2018年6月にキプロスにて設立された仮想通貨取引所です。仮想通貨FXに特化しており、最大500倍のレバレッジや、追証がないなど国内の仮想通貨取引所にはない特徴があります。また、珍しくチャート分析や自動売買も可能な高機能取引プラットフォーム「Meta Trader5 (MT5) 」を導入しています。

Gate.io(ゲートアイオー)

Gate.ioは中国に拠点を置く仮想通貨取引所です。取り扱い通貨数は1,000種類以上あり、さまざまな通貨を取り扱っています。取引高はバイナンスに次ぐ第二位、世界中に275万人のユーザーがいるとされています。国内取引所と異なる仕組みを採用していますので、国内取引所のサービスに慣れている人は難しいと感じるサービスもあり、中上級者向けの取引所といえます。

KuCoin(クーコイン)

KuCoinは香港に拠点を置く仮想通貨取引所で、世界に2,000万人以上のユーザーを持ち、取引高では安定して上位にランクインしている最大手となります。高い流動性を保ち、取引が成立しやすく、優れたUIで初心者から上級者まで幅広く支持されています。

MEXC(エムイーエックスシー)

MEXCは2018年に設立された海外仮想通貨取引所です。まだまだ規模的には大きくはありませんが、それでも世界中の国や地域で600万人以上に利用されています。海外取引所ですが、日本語に対応しており、取り扱い仮想通貨は豊富です。

BKEX(ビーケーイーエックス)

BKEX取引所は2018年6月に設立された中国に拠点をおく仮想通貨取引所です。BKEXには、独自トークンのBKKがあります。独自トークンは、他の取引所でも発行されており、さまざまな特典が受けられるだけでなく、取引も行えるので、新しい投資候補として注目を集めています。

Bitforex(ビットフォレックス)

Bitforexは、2018年にシンガポールで設立された取引所です。現在、世界180か国にユーザーを持ち、その数は100万人を超えています。資金力のある企業と提携を結んでいたり、BFトークンを発行したりと注目されている取引所です。

BAQRON(バクロン)

BAQRONは、2021年12月にサービスを開始した仮想通貨取引所です。BAQRONはBinanceのAPIを使用しているため、セキュリティや流動性はBinanceと同等の水準となっています。

YoBit(ヨービット)

YoBitとは、数多くの仮想通貨を取り扱っているロシアの取引所です。取り扱い通貨ペアは約8,000にも及び、一定期間の貸付で利息を貰えたり、仮想通貨を賭けるゲームで増やせるなど、ユニークなサービスを提供しています。

Bithumb(ビッサム)

Bithumbは、韓国で業界トップクラスの取引量を誇る海外仮想通貨取引所です。過去にハッキング被害を受けたことが指摘されることもありますが、その後は取引高1920億円を計上し世界No.1の取引所を記録しています。

itBit(イットビット)

itBitは、2013年にアメリカで運営を開始した海外仮想通貨取引所です。アメリカでは、アメリカで唯一認可されている取引所として知られており、サービス内容も優れていますが、日本ではあまり知られていません。

Poloniex(ポロニエックス)

Poloniexは、アメリカのサンフランシスコに拠点を置いている仮想通貨取引所です。設立は2014年で、運営歴は10年近くになります。2017年には取引量が世界第1位になったこともある、世界的に人気のある取引所の一つです。

BITTREX(ビットレックス)

BITTREXは、アメリカに本社がある世界的にも人気の仮想通貨取引所です。1,100種類以上の仮想通貨を取りあつかっており、ビットコインなど有名なものだけでなくマイナーな仮想通貨も取引できます。

現物手数料が安い取引所3選

手数料と一言で言っても、その設定は取引所によって異なり条件も複雑だったりしますので、単純に比較するのは難しいです。

そこで、現物取引に絞って手数料が安い取引所をご紹介します。

	現物取引手数料
KuCoin(クーコイン)	メイカー：-0.005％～0.1％(通常は0.1％) テイカー：0.025％～0.1％(通常は0.1％)
Bybit(バイビット)	メイカー：0％～0.1％(通常は0.1％) テイカー：0.02％～0.1％(通常は0.1％)
Binance(バイナンス)	メイカー：0.015％～0.1％(通常は0.1％) テイカー：0.015％～0.1％(通常は0.1％)

どの取引所でも通常は0.1%ですが、取引量に応じて手数料が安くなる傾向にあります。

特に、KuCoinは取引量7,000BTCを超えるLV8以上のユーザーにはMakerでマイナス金利が適用されるので非常にお得です。

一般のユーザーがこれだけの取引をする可能性は少ないですが、現物取引の手数料においては他社よりも優れているといえるでしょう。

仮想通貨取引で手数料を抑える裏技

手数料には取引手数料、入出金手数料以外にもスプレッドや海外送金手数料もかかります。

手数料は取引コストになりますので、きちんと資金管理のうちに組み込んでおかないと利益を出しても実際に手元に入るお金は薄利なんてこともありえます。

手数料はかからければかからないほどいいです。そこで、最後に手数料を安く抑える方法をご紹介します。

送金手数料の安価な通貨を選ぶ

抑えやすい手数料としては「送金手数料」があります。

海外取引所には国内取引所で仮想通貨を購入して送金しますが、その際の送金手数料が通貨によって異なる場合があります。

例えば、コインチェックの場合、ビットコインやイーサリアムのような値段が高いメジャー通貨よりも、XLM(ステラルーメン)、IOST(アイオーエスティ)のような単価が安い通貨のほうが送金手数料も安いです。

そのため、海外取引所に送金する場合は、より送金手数料の安いマイナー通貨で送金するほうが手数料は抑えられます。

取引や入金、送金などの回数を抑える

手数料は取引や入出金をするごとにかかります。ですから、単純に回数を少なくすることで手数料を抑えることができます。

例えば、取引手数料がかかる取引所では、売買の回数を抑えるとか短期的なスパンでトレードを繰り返さないなどするだけでも、手数料は抑えられます。

仮想通貨を購入する際は通貨の数量を慎重に検討し、一度買ったら数週間～数カ月様子を見てから売却を決めるなどすれば、無駄な出費を抑えられるでしょう。

入出金手数料が有料なら、お金を動かすたびに手数料がかかりますので、一定期間における入出金の予定を決め、入金の回数を減らすことも有効です。

取引所を利用する

デリバティブ取引にはスプレッドが発生します。このスプレッドを抑えるというのも一つの手です。

スプレッドを確実に抑制する方法は、取引方法を限定することです。

仮想通貨を扱う業者は、売買を行う場所として「販売所」と「取引所」があります。業者によっては両方を扱っているところもあります。

このうち、販売所のほうが運営側が決めた価格で取引が進むので、高い買値と安い売値という不利な条件になりがちで、スプレッドも大きくなりがちです。

運営側はスプレッドから利益を取っています。販売所では運営側の裁量が大きいために、買値と安値の差が大きくなるのです。

一方、取引所はユーザーが買値と売値を決めるので、スプレッドの抑制が可能です。

まとめ

仮想通貨取引所の中でも「手数料」に焦点を当てて比較解説しましたが、いかがだったでしょうか？

最後にもう一度、手数料で選ぶおすすめの海外取引所をおさらいしておきましょう。

中でも、Binanceは実績・知名度ともに世界一の仮想通貨取引所なのでおすすめです。