日本でも人気があるBybitの「ステーキング」では、3%前後の年利も期待できます。
これは、国内取引所よりも優れた利率です。
Bybitのステーキングは、リスクを抑えて高い利回りを期待できるので、より手堅い方法で仮想通貨を運用したい人にはおすすめです。
また、Bybitには用途に合わせて2種類のタイプのステーキング商品がありますが、ここでは利便性の高い積立ステーキングを中心にその特徴ややり方、解除方法などを詳しくご紹介します。
Bybitのステーキングとは
まずはじめに、Bybitのステーキングの概要について解説します。
ステーキングは仮想通貨を預けて利息を受け取るだけで、難しい技術や知識も特に必要ないので、初心者でも始めることができます。
なお、ステーキングの利率は預け入れた仮想通貨の「数量」や「期間」によって変動し、それしたがって受け取ることができる報酬も変わってきます。
ステーキングのリスクとしては、価格変動により利率以上の値下がりをすれば損失が出るというものがあります。
Bybitのステーキングの種類
Bybitには積立ステーキングと定期ステーキングの2種類があり、以下のような特徴があります。
| 積立ステーキング | 定期ステーキング | |
| ステーク期間 | 無期限 | 30日間/60日間 |
| 払い戻し | いつでも可能 | 30日もしくは60日 |
| 利回り | 低い | 高い |
| 銘柄数 | 18種類 | 4種類 |
積立ステーキングはいつでも自由に預け入れ・払い戻しができます。
一方、定期ステーキングは、積立ステーキングに比べて2～3倍ほど利回りが高いですが、一度預け入れると30日もしくは60日間、預け入れた通貨はロックされ、払い戻すことはできません。
また、積立ステーキングのほうが対応銘柄数が多いです。
対象銘柄と利率一覧
ステーキングは利率で利益を出していきますので、年利はステーキングをする際の重要な指標です。
Bybitでステーキングできる銘柄と現在のそれぞれの通貨の利率をご紹介します。
■積立ステーキングの対象銘柄と年間利回り
| BTC | 0.44% | ETH | 0.39％ |
| BIT | 1.50％ | USDT | 1.80％ |
| DAI | 1.98％ | BUSD | 2.20％ |
| ADA | 0.55％ | ATOM | 1.10％ |
| AVAX | 0.72％ | AXS | 2.20％ |
| DOT | 1.32％ | FTM | 1.32％ |
| GSTS | 8.00％ | KASTA | 6.50％ |
| MATIC | 1.10％ | NEAR | 0.44％ |
| ONE | 0.44％ | SHIB | 0.55％ |
| SOL | 0.58％ |
■ 定期ステーキングの対象銘柄と年間利回り
| BTC | 1.50% |
| ETH | 1.75% |
| USDT | 4.25% |
| DAI | 3.00% |
先ほどもお話しした通り、積立ステーキングの銘柄数は定期ステーキングに比べて非常に多いですね。一方、定期ステーキングは利回りが高いです。
なお、APY(年率利回り)は日々変動します。
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Bybitで積立ステーキングをするメリット
ここでは、Bybitで積立ステーキングをするメリットについてご紹介します。
利回りが良い
Bybitの積立ステーキングは、仮想通貨の種類によって年利が異なりますが、全体的に国内取引所でステーキングした場合の利率に比べて高い傾向があります。
また、ビットコインのように資産の価値が安定しているものは年利は低いですが、安定した運用が可能で、より着実に利息を積み重ねることができます。
逆に、流動が少なく価格変動が高い通貨は、その分リスクが高くなりますので利息も高くなります。
ステーキングしたトークン(仮想通貨)数×(ステーキングしたトークン(仮想通貨)の年間利回り÷365)
ご覧の通り、ステーキングの収益は預け入れている仮想通貨の量によって変化します。
多く預け入れていれば多く利息を受け取れます。逆に、預け入れた金額が少ないとその分利息も少なくなります。
例えば、100ETHを年利2.00%の時に積立ステーキングしたとすると、上記の計算式から、以下のように1日当たりの報酬が算出できます。
100ETH×(2.00%÷365)=0.00547945ETH
現在のイーサリアムの価格は日本円にして23万円ほどなので、毎日約1200円相当の利息を得られることになります。
また、一度ステーキングが開始されると発生した収益は毎日Bybitのアカウントに入金されますので、毎日、利息を受け取ることができるのです。
いつでも始められる
Bybitの積立ステーキングは、Bybitに登録していてステーキングの対象となる銘柄を保有していれば誰でも利用できます。
ステーキングを開始するまでのタイムラグが発生しにくいので、すぐに収益が発生するのもメリットですね。
積立ステーキングは出し入れも自由ですので、ガチホするなら、ステーキングすることで保有している期間も利益を得ることができます。
いつでも解除できる
Bybitの積立ステーキングはいつでも解除できます。
仮想通貨のステーキングは、預け入れた資産に対してロック期間が設定されているのが一般的です。
ですから、預け入れている間に資産価値が下落して元本割れするリスクを負わなければなりません。
仮想通貨は、ボラティリティ(値動き)が高いのが特徴ですので、売却できない期間が存在することは結構なリスクになります。
しかし、Bybitの積立ステーキングはいつでもステーキングを解除し払い戻しできるので、ステーキング中に元本割れして損するリスクをかなり抑えることができます。
Bybitで積立ステーキングを始める方法
Bybitの積立ステーキングの概要やメリットを理解したうえで「始めてみたい！」という人のために、積立ステーキングの始め方をご紹介します。
Bybitの積立ステーキングは、以下の流れで行います。
- Bybit公式サイトにログイン
- 仮想通貨銘柄を選ぶ
- 投資金額を入力する
まずは、Bybitの公式サイトへアクセスしログインします。
積立ステーキングの対象となる仮想通貨も保有している場合は、メニューバーの「ファイナンス」⇒「資産運用」⇒「Bybitステーキング」の順にクリックします。
次に表示される積立ステーキング画面を下にスクロールすると銘柄を選択できる画面に移動しますので、「積立」のタブをクリックします。
ステーキングしたい銘柄を見つけたら右側の「ステーキングする」をクリックします。
ステーキングしたい金額を入力してサービス規約に同意したら「ステーキングする」をクリックします。
これで積立ステーキングを開始することができます。
Bybitの積立ステーキングにおすすめの仮想通貨
Bybitの積立ステーキングは対象銘柄が多いですので、どの通貨を預け入れたらいいのか迷ってしまう人もいると思います。
そこで、預け入れる銘柄を決める際のポイントとおすすめの仮想通貨をご紹介します。
積立ステーキングに預け入れる銘柄を決める際には以下のことを意識するといいでしょう。
- ステーブルコイン
- 期間限定の銘柄
Bybitの積立ステーキングにおすすめするのは「ステーブルコイン」です。
ステーブルコインは価格が安定しているので、ステーキング中に価格が暴落するリスクが低いです。
例えば、米ドルと連動しているUSDT(テザー)の価格は基本的に1ドルから変動しません。
ステーキングでは価値の変動が少ない通貨のほうが安定的に稼ぐことができますので、通貨を選ぶ際には、ステーブルコインかどうか確認してみるのもいいでしょう。
ちなみに、Bybitで積立ステーキングできるステーブルコインには以下のようなものがあります。
- USDT
- DAI
- BUSD
- USDC(期間限定)
Bybitで積立ステーキングする際に意識するもう一つのポイントは「期間限定の銘柄」かどうかです。
Bybitの積立ステーキングには、期間限定でAPY(年率利回り)がとても高い銘柄が登場します。
ステーキングの期間や枠には限りがありますが、運良くステーキングできれば大きなリターンを狙うことができるでしょう。
ただし、基本的に期間限定の銘柄は新しく上場した通貨なので値動きがとても荒いです。ですから、暴落のリスクは重々承知した上でやるようにしましょう。
それでは、Bybitの積立ステーキングにおすすめの仮想通貨銘柄を具体的にご紹介します。
BTC(ビットコイン)
- 最小ステーキング量：0.001BTC
- 最大ステーキング量：10BTC
Bybitの積立ステーキングはいつでも払い戻しができますが、現在の相場の様子を見ているとビットコインは放置していてもいいかもしれません。
それくらいビットコインは仮想通貨の中でも時価総額が高く、価格が安定しています。
USDT(テザー)
- 最小ステーキング量：50USDT
- 最大ステーキング量：500,000USDT
リスクを抑えることを優先するならUSDTがおすすめです。
先ほどもお話しした通り、USDTは米ドルに価格連動していますので、ボラティリティもビットコインはじめ、他の仮想通貨と比較すると限りなく低いのが特徴です。
特に、円安である現在は、日本円だけで資産を持っていては価値が目減りしますので、米ドルと連動しているUSDTを所有することでリスクヘッジすることができます。
Bybitで積立ステーキングする際の注意点
投資である以上、Bybitの積立ステーキングにも利用する際の注意点はあります。
これまで述べてきたことと重複するものもありますが、以下の注意点には十分気を付けて利用するようにしてください。
他の海外大手にくらべて対象銘柄は少ない
Bybitで積立ステーキングできる銘柄は、世界最大級の仮想通貨取引所「Binance」でできるステーキング銘柄などと比べると少ないです。
Binanceの定期ステーキングでは82種類の商品が選べます。それに比べると、Bybitの積立ステーキングの対象銘柄は少ないです。
各通貨のパフォーマンスは市場の状況によって変わりますので、まずは少額から資産を預けてみて検討してみましょう。
元本は保証されていない
ステーキングは貯金とは違い元本は保証されません。
仮想通貨を預けている間に価格が暴落し払い戻ししそこなうと大きな損失をこうむります。
例えば、ビットコインを100万円程度で購入しステーキングしたとして、100万円時点の値段で購入したビットコインの価格が50万円付近まで下落したとします。購入時から価格が50%程度下落していますので、損切りしないとステーキングでも損失は出ます。
そのままステーキングを続けていればステーキング報酬は受け取れますが、ビットコイン自体の価値が下がるので、ずるずると資産が目減りする可能性があります。
仮想通貨市場は特にボラティリティが激しいので、気づいたら手に負えないほどの含み損を抱えているケースも少なくありません。
ステーキングも同じで、利率によって収益を生み出す一方で、損失を計上してしまう可能性があることは十分に注意しましょう。
複利運用はできない
Bybitの積立ステーキングは複利運用に対応していません。
報酬は毎日入ってきますが、自動的に複利運用がされるわけではないので、その点は注意が必要です。
複利運用したい場合は、少々手間がかかりますが、手動でステーキングする必要があります。
Bybitでステーキングできない原因と対処法
Bybitで万が一ステーキングできない場合の主な原因と対処法をご紹介します。
本人確認(KYC)レベル1が完了していない
Bybitでは、本人確認(KYC)レベル1が完了していないとステーキングできません。
口座開設をしただけの状態ではステーキングはできませんので、本人確認レベル1がまだ完了していない場合は済ませましょう。
本人確認レベル1を完了するには、以下の2つの作業が必要です。
- 身分証明書の提出
- 顔認証
ステーキングの条件を満たしていない
Bybitのステーキングには限度額があります。
積立ステーキングにも、通貨ごとに「最小額」と「最大額」が決まっています。
そのため、入力した金額がステーキング額に満たない、もしくは超えてしまっている場合はステーキングできません。
資産運用アカウントに振替していない
Bybitの積立ステーキングを始めるには、資金を資産運用アカウントに移す必要があります。
現物アカウントやデリバティブアカウントに資金があってもステーキングを始めることはできません。
そのため、ステーキングをする場合は、必ず資産運用アカウントに資金を移動するようにしましょう。
Bybitのステーキングに関するよくある質問
最後に、Bybitのステーキングに関してよく見かける質問にお答えします。
- Bybitの積立ステーキングにペナルティーはありますか？
-
積立ステーキングには特にペナルティなどは課せられません。
- Bybitのステーキング報酬に税金はかかりますか？
-
Bybitのステーキング報酬にも税金がかかります。
- Bybitのステーキング状況の確認方法は？
-
マイページの注文履歴から確認できます。
Bybitの積立ステーキングにペナルティーはありますか？
定期ステーキングには、30日もしくは60日のステーキング期間が決まっていますが、Bybitの積立ステーキングに決まった運用期間はなく、ペナルティーも特にありません。
Bybitのステーキング報酬に税金はかかりますか？
Bybitのステーキング報酬にも税金がかかります。
会社員の場合、給与所得と退職所得以外の所得(ステーキング報酬を含む)が20万円を超える場合は、確定申告を行う必要があります。
個人事業主や被扶養者(専業主婦や学生など)の場合は、ステーキング報酬を含む所得の合計額が基礎控除額とされる48万円を超えると課税対象となり、確定申告が必要となります。
Bybitのステーキング状況の確認方法は？
Bybitのステーキングの状況は、Bybitのステーキングページにある「注文履歴」から確認することができます。
まとめ
Bybitのステーキングについて解説しましたが、いかがだったでしょうか？
Bybitでは国内取引所よりも優れた年利でステーキングを行うことができます。
特に、積立ステーキングは預け入れた資金をいつでも払い戻すことができ、急な価格変動の際に資産が目減りするという従来のステーキングのリスクを抑えて投資することができます。
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