Poloniexは、アメリカのサンフランシスコに拠点を置いている海外仮想通貨取引所です。
設立は2014年で運営歴は10年近くになります。
2017年には取引量が世界第1位になったこともある、世界的に人気のある取引所の一つです。
そんなPoloniexの評判や利用者の口コミ、口座開設手順など詳しく解説していきます。
Poloniex(ポロニエックス)とは
まずはPoloniexの簡単な概要情報をまとめました。
運営会社 | Poloniex inc. |
取扱通貨数 | 400種類以上 |
手数料 | メイカー手数料:0%~0.145% テイカー手数料:0.04%~0.155% |
レバレッジ | 最大2.5倍 |
最低取引額 | 0.0001BTC |
Poloniexを利用するメリット
Poloniexには次のようなメリットがあります。
取り扱い通貨が豊富
Poloniexは400種類以上の仮想通貨を取りあつかっており、この数は他の海外取引所にも引けを取りません。
仮想通貨取引所 | 取扱通貨数 |
Poloniex | 400種類以上 |
BITTREX | 359種類 |
Binance | 358種類 |
Kraken | 161種類 |
itBit | 11種類 |
取引可能が銘柄が多いということは、それだけ取引や保有する通貨の選択肢が多いということです。
さまざまな相場に合わせた取引ができますので、利益も狙いやすくなります。
また、Poloniexで取り扱っている通貨は、ある程度審査をしてから上場しているため、信頼できる銘柄が多いのが特徴です。
Poloniexの取扱仮想通貨について
Poloniexの主な取扱仮想通貨には以下のようなものがあります。
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- ETC(イーサリアムクラシック)
- LSK(リスク)
- FCT(ファクトム)
- XRP(リップル)
- XEM(ネム)
- LTC(ライトコイン)
- BCH(ビットコインキャッシュ)
- EOS(イオス)
- DASH(ダッシュ)
Poloniexではビットコインやイーサリアムなどの有名な通貨はもちろん、上場して間もない価格の低いコインも購入することができます。
国内取引所では取り扱いのない通貨も数多く取引できるため、草コインなどのマイナー通貨に興味がある人は狙っている草コインを見つけることができるかもしれません。
また、特にお目当ての通貨がなくても、Poloniexに上場されているものは草コインでも比較的安全性の高いものが多いので、草コインを取引してみたいという人もにもいいかもしれません。
レンディングサービスもある
Poloniexでは、仮想通貨の取引以外にも「レンディング」という資産運用サービスを提供しています。
保有している仮想通貨を預けることで、価格差だけでなく利息からも利益が得られるため効率よく利益を出せる可能性があります。
取引手数料が安い
Poloniexは取引手数料が安いのも特徴です。
Poloniexの取引手数料には「メイカー手数料」「テイカー手数料」の2種類があります。
参考までにPoloniexとほかの仮想通貨取引所の現物取引の手数料を比較してみました。
仮想通貨取引所 | メイカー手数料 | テイカー手数料 |
Poloniex(ポロニエックス) | 0%~0.145% | 0.04%~0.155% |
BITTREX(ビットレックス) | 0%~0.75% | 0.05%~0.75% |
Bybit(バイビット) | 0.02%~0.1% | 0%~0.1% |
BINANCE(バイナンス) | 0.02%~0.1% | 0.04%~0.1% |
Gate.io(ゲート) | 0.055%~0.2% | 0.065%~0.2% |
多くの取引所の場合、取引量に応じて手数料が安くなるという仕組みを採用していますが、Poloniexの手数料は取引量が少なくても比較的安いことが特徴です。
Poloniexを利用するデメリット
Poloniexには次のようなデメリットがあります。
日本語非対応である
ご覧いただくとわかると思いますが、Poloniexの公式サイトは日本語に対応していません。
日本円での入金/出金ができない
Poloniexは日本人向けのサービスを直接的には展開していませんので、入金出金等も日本円には対応していません。
そのため、入出金や取引のときには、日本円を仮想通貨に換えるというワンクッションが必要になりますので、この作業を手間だと感じる人はいるでしょう。
入出金をするには、ほかの仮想通貨販売所で日本円で購入した通貨をPoloniexに送金するか、クレジットカードで購入することになります。
過去にハッキング被害に遭ったことがある
Poloniexは2014年にハッキングを受けたことがあります。
その際、およそ6,000万円分のビットコインが盗難の被害にあいました。
その後、セキュリティ対策が強化され、現時点では以下のステムが導入されています。
- 2段階認証
- アカウントロック
- マルチシグ
- コールドウォレット
コールドウォレットはインターネットから切り離された場所にウォレットを保管することで、ハッキング被害に遭いにくいといわれています。
Poloniexの口コミ・評判
続いて、Poloniexの口コミを見ていきましょう。
Poloniexの良い口コミ
良い口コミとしては以下のようなものがありました。
- レンディングの金利が高い
- 手数料が安い
- チャートが使いやすい
Poloniexのレンディングはやはり人気ですね。
そもそも導入している仮想通貨取引所が少ないのですが、Poloniexの場合、金利が高いことで高評価を得ています。
また、チャート機能がシンプルで見やすいという意見も多かったです。
Poloniexの悪い口コミ
Poloniexの悪い口コミとしては以下のようなものがありました。
- サポートの対応が悪い
- 入出金の対応が遅い
- サーバーが重いことがある
口コミの中でもとくにサポートに対する不満が多かったです。
問い合わせしてから、数日~数週間返信が来ないことも珍しくないようです。
ので、サポートは頼りにしないほうがいいでしょう。
Poloniexの口座開設方法
Poloniexの口座開設の手順を分かりやすく解説します。
Poloniexの口座開設手順は以下のとおりです。
- 公式サイトにアクセスする
- 申込フォームに登録情報を入力する
- 登録が完了するとメールが届く
1.公式サイトにアクセスする
まずはPoloniexの公式サイトへアクセスし、公式サイトの「Get started」をクリックしましょう。
2.申込フォームに登録情報を入力する
ボタンをクリックするとサインアップ画面が表示されます。入力項目はメールアドレスとパスワードの2種類です。
それぞれの項目を埋め終わったあとは、「Create Account」をクリックしてパズル認証をクリアしましょう。
入力したメールアドレス宛に認証コードが届きます。
コードを入力して「Active Account」をクリックします。
3.登録が完了するとメールが届く
Poloniexの会員登録が終わるとメールが届きます。
メールが確認出来たら口座開設は完了となります。
Poloniexの入金方法
Poloniexに入金する際の手順を解説していきます。
国内取引所の口座を開設する
Poloniexは日本円で入金できないので、国内取引所で仮想通貨を購入してPoloniexへ送金する必要があります。
国内取引所の口座を作ったあと、仮想通貨を購入します。
国内取引所で仮想通貨を購入する
コインチェックを利用して仮想通貨を購入する方法は以下の通りです。
- マイページにログインする
- 「販売所」をクリックする
- 購入する仮想通貨・数量を選択する
- 「購入する」を押す
送金する際は手数料が発生します。
手数料は仮想通貨によって異なるので、送金する前に確認しましょう。
国内取引所からPoloniexに仮想通貨を送金する
国内取引所で購入した仮想通貨を以下の手順でPoloniexへ送金します。
- Poloniexのマイページにログインする
- 画面右上にある「BALANCES(残高)」をクリックする
- 「DEPOSITE&WITHDRAWLS(入出金)」を選択する
- 入金に使う仮想通貨を選ぶ
- 送金アドレスを入手する
- コインチェックのマイページにアクセスして「暗号資産の出金」をクリックする
- 送金する通貨や金額、入金アドレスなどを入力する
- 入金アドレスを登録すると送金が完了する
送金先のアドレスを間違ってしまうと、そのまま仮想通貨は永久的に消滅しますので、送金アドレスを入力する際は間違わないようにしましょう。
アドレスを入力する際はコピペを使って送金前にしっかりと照らし合わせ、なおかつ少額まず送金してみることをおすすめします。
送金完了
問題なくPoloniexへ送金されるとアカウント残高が反映されます。
マイページのアカウント残高に送金した仮想通貨が反映されていれば手続き成功です。
Poloniexの出金方法
Poloniexで出金する方法を見てきましょう。
Poloniexで出金する際の手順は、以下の通りです。
- Poloniexのマイページにログインする
- 画面右上にある「BALANCES(残高)」をクリックする
- 「DEPOSITE&WITHDRAWLS(入出金)」を選択する
- 出金用の仮想通貨を選ぶ
- 「WITHDRAW」をクリックする
- 送金アドレスや送金量を入力する
- 「WITHDRAW」をクリックすると出金処理が始まる
基本的な流れは入金のときと変わりません。
ただし、出金でも出金先アドレスを間違えると、せっかく稼いだ仮想通貨がすべて失われますので、アドレスを入力したあとはしっかりと確認をし、まずは少額出金してみてきちんと着金するか確認してみましょう。
Poloniexで仮想通貨を購入する方法
続いて、Poloniexでの仮想通貨の買い方をご紹介します。
Poloniexで仮想通貨を購入する際の手順は、以下の通りです。
- Poloniexのマイページにログインする
- 左上にある「EXCHABGE」をクリックする
- 取引に使う仮想通貨を選ぶ
- チャートの下にある「BUY」の画面へ移る
- 購入する通貨量を入力する
- 「BUY」を押して通貨を購入する
PoloniexとBittrexで徹底比較
Poloniexは同じくアメリカ大手の取引所であるBITTREXのライバル会社としてよく紹介されます。
そこで最後に、PoloniexとBITTREXを以下の2つの項目で比較しました。
- 出金手数料
- 取引手数料
出金手数料を比較してみた
BITTREXの出金手数料は、出金するコインの種類によって異なります。
BITTREXの主要なコインとその手数料をまとめると次のような感じです。
- ビットコイン:0.001BTC
- ビットコインキャッシュ:0.001BCH
- ライトコイン:0.01LTC
- イーサリアム:0.002ETH
- イーサリアムクラシック:0.01ETC
- リップル:5XRP
一方、Poloniexの手数料は以下のようになっています。
- ビットコイン:0.0001BTC
- ビットコインキャッシュ:0.0001BCH
- ライトコイン:0.001LTC
- イーサリアム:0.005ETH
- イーサリアムクラシック:0.001ETC
- リップル:0.15XRP
取引手数料を比較してみた
BITTREXはすべての通貨ペアの取引手数料が0.25%です。
では、この取引手数料の観点からPoloniexと比較してみましょう。
前者は0.15%、後者は0.25%あたりからはじまって。取引額が増えるにつれてどんどん低くなっていきます。
ですから、常に0.25%のBittrexよりPoloniexのほうが手数料も安いことが多いでしょう。
ただし、Poloniexの取引手数料が下がり始めるのは、最近30日の取引額が600BTCを超えてからなので、高額で取引しない人には両者の違いはあまりありません。
ちなみに、国内の取引所は取引手数料を0%など超低額にしているところが多いですが、その反面スプレッドを大きく取っていたりします。
そのため、暗号資産(仮想通貨)、特にボラティリティの高いアルトコインのデイトレードをする場合には、コインチェックやBitFlyerといった国内の取引所よりもBITTREXのほうが向いているともいえます。
【結論】手数料が安いPoloniexがおすすめ?
手数料の面では、BITTREXよりもPoloniexのほうが優れているといえそうですね。
ただ、アルトコインの取扱量は、BITTREXがPoloniexの約三倍の種類を扱っています。
ですから、まだあまり注目されていないアルトコインを安いうちにいち早く購入できる可能性はBITTREXのほうがいいともいえます。
アルトコインについては、Poloniexは結構審査が厳しかったことも忘れていけません。
PoloniexとBITTREXを比較する際には、リスクをある程度を抑えて堅実に取引したいか、リスクを取って取引の幅を増やすかを考えましょう。
まとめ
Poloniexの評判や口座開設手順など解説しましたが、いかがだったでしょうか?
最後にもう一度、Poloniexの魅力をおさらいしておきましょう。
- 取り扱い通貨が豊富
- レンディングサービスもある
- 取引手数料が安い
手数料が他の取引所と比べてもトップクラスに安く、取扱通貨が豊富で選択肢が多いです。
そのため、コストを抑えて取引したい方にはおすすめだと言えるでしょう。
\取引量を世界一を獲得!/
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