海外取引所でありながら、完全日本語対応しているMEXCは日本人ユーザーにも人気です。
そんなMEXCで仮想通貨取引をしてみたい方も多いのではないでしょうか?
取引を始めるとなると気になるのが「手数料」ですよね。手数料は明確なコストになるので、なるべく安いに越したことはありません。
そこで、MEXCの手数料について詳しく解説します。
MEXCの手数料について
MEXCの手数料には以下の5種類があります。
MEXCの入金手数料について
MEXCの入金手数料は無料です。
国内の取引所の場合、指定された銀行以外から入金する際に手数料が発生したりしますので、MEXCの入金手数料無料はありがたいですね。
なお、MEXCへ入金する場合は、基本的に日本円では直接入金できませんので、仮想通貨を購入し入金する必要があります。
仮想通貨を入金する際は、入金元の送金手数料は発生することが多いです。
MEXCの取引手数料について
MEXCでは、現物取引と先物取引で手数料が異なるため、それぞれ解説します。
現物取引の手数料
現物取引の基本の手数料は以下の通りです。
- メイカー:無料
- テイカー:0.20%
これは基本の設定です。MEXCではキャンペーンが随時開催されており、現在は現物取引の手数料は無料となっています。
手数料は決済通貨で徴収され、取引手数料が0.2%の場合は取引量に0.2%をかけて算出されます。
どちらの通貨が決済通貨かは通貨ペアを見れば分かります。
例えば、BTC/USDTの場合、左側のBTCが「基軸通貨」で右側のUSDTが「決済通貨」となります。
つまり、BTC/USDTペアの場合、「BTC」を「USDT」で「買う/売る」ということになります。
そのため、BTC/USDTペアでは、BTCの売買はどちらでもUSDTの取引量に手数料率をかけた金額が取引手数料となります。
以上の話から、手数料を算出する方法は以下の通りです。
0.1BTCを5,000USDTで買う/売ると仮定した場合…
5,000USDT×0.2%=10USDT
また、MEXCでは現物取引手数料をMXトークンで支払うと20%の手数料割引を受けることができます。
先物取引の手数料
続いて、先物取引にかかる基本的な手数料ですが、以下の通りです。
- メイカー:0.020
- テイカー:0.060%
先物取引手数料はポジションを持った時にも決済した時にも発生します。
MEXCの先物取引手数料は以下のように段階的に割引率が上がります。
料金レベル | (USDT) | 先物取引口座残高(USDT/USD) | 過去30日間の取引量(メイカー/テイカー) | 割引後の取引手数料
LV0 | 0以上 | 0以上 | 0.020% / 0.060% |
LV1 | 10,000以上 | 10,000,000以上 | 0.019% / 0.057% |
LV2 | 20,000以上 | 20,000,000以上 | 0.018% / 0.054% |
LV3 | 50,000以上 | 50,000,000以上 | 0.017% / 0.051% |
LV4 | 100,000以上 | 100,000,000以上 | 0.016% / 0.048% |
LV5 | 200,000以上 | 200,000,000以上 | 0.015% / 0.045% |
LV6 | 500,000以上 | 500,000,000以上 | 0.014% / 0.042% |
料金レベルは先物取引口座残高か過去30日間の取引量のどちらかを満たせば上がります。
取引量は以下の計算方法で算出されます。
取引量=オープンポジションの取引量+決済ポジションの取引量(すべての先物商品)
例えば、BTC/USDTペアの取引で5,000USDTのロング(買い)ポジションでエントリーして、5,500USDTで決済したとすると、取引量は10,500USDTです。
MEXCの資金調達料について
MEXCの無期限先物取引では資金調達料も発生します。
そのため、相場の状況によっては支払うだけでなく手数料を受け取ることができる場合もあります。
まとめると以下の通りです。
ロング | ショート | |
手数料がプラスの時 | 支払い | 受け取り |
手数料がマイナスの時 | 受け取り | 支払い |
資金調達手数料を算出する計算式は以下の通りです。
資金調達料=資金調達率×ポジションの価値
例えば、資金調達率が0.002%で保有している未決済ロングポジションの価格が10,000USDTの場合、「0.002%×10,000USDT」で資金調達料は0.2USDTです。
また、MEXC(MXC)では以下の時刻(日本時間)で8時間おきに資金調達料が発生します。
- 1:00
- 9:00
- 17:00
先物取引画面の中央上部に資金調達率と手数料が発生するまでのカウントダウンが表示されていますので、そちらを時間近くになったら確認するといいでしょう。
MEXCのレバレッジETF商品の手数料について
MEXCには2種類のレバレッジETFの手数料があり、基本料金は以下の通りです。
- 売買手数料(メイカー/テイカー):0.20%/0.20%
- 管理手数料(24時間ごと):0.001%
レバレッジETFの管理手数料は基本的に0.001%で、24時間ごとに徴収されますが、状況に応じて変動します。
管理手数料はレバレッジETF取引画面の中央上部に表示されます。確認しておきましょう。
レバレッジETF商品には、複利システムによって得られた利益が元本へ再投資されるというメリットがあります。
MEXCの出金手数料について
MEXCでは出金手数料が発生します。出金手数料は送金する仮想通貨によって異なります。
現在の主な10銘柄の手数料は以下の通りです。
BTC | 0.0001 BTC |
ETH | 0.001 ETH |
USDT | 20 USDT |
BNB | 0.0005 BNB |
XRP | 0.25 XRP |
ADA | 1 ADA |
MATIC | 0.15MATIC |
DOT | 0.1 DOT |
DAI | 7 DAI |
SOL | 1111 SOL |
MEXCの手数料を他の海外取引所と比較
MEXCの手数料を他の海外取引所と比較して検証してみましょう。
ここでは、「現物取引手数料」「先物取引手数料」「出金手数料」を比較します。
現物取引(メイカー/テイカー) | 先物取引(メイカー/テイカー) | BTC出金手数料 | |
MEXCの手数料 | 0.2% / 0.2% | 0.02% / 0.06% | 0.0003 BTC |
Bybitの手数料 | 0.1% / 0.1% | 0.01% / 0.06% | 0.0002 BTC |
Binanceの手数料 | 0.075% / 0.075% | 0.02% / 0.04% | 0.0002 BTC |
OKXの手数料 | 0.08% / 0.01% | 0.02% / 0.05% | 0.0002 BTC |
ご覧の通り、基本手数料を単純に比較した場合、MEXCの手数料は他の取引所と比べて高めの設定となっています。
しかし、先ほどもお話しした通り、MEXCでは定期的に手数料を無料にするなどのキャンペーンを開催しています。キャンペーンが適用されると、通常の手数料よりも安く取引できるようになります。
現在、以下の2つのキャンペーンが開催されており、こちらで比較すると業界最安値になります。
- 現物取引の取引手数料が無料(メイカー/テイカーともに)
- 先物取引のメイカー手数料が無料、テイカー手数料は0.01%
MEXCでは上手くキャンペーンを利用して取引するといいですね。
MEXCの手数料を安くする方法
MEXCには、手数料を安くする方法があります。具体的には以下のような方法があります。
独自トークン「MX」で支払って割引を受ける
MEXCには独自トークンのMXトークンがあり、手数料の支払いをMXトークン払いに設定することで、手数料割引が受けられます。
取引手数料の場合、以下のような割引となります。
- 現物取引/レバレッジETF商品手数料:20%OFF
- 先物取引手数料:10%OFF
MEXCで取引するならMXトークンを保有していると非常にお得ですので、ここではMXトークンの購入方法についてご紹介します。
MXの購入手順は以下の通りです。
- 現物取引所へアクセスする
- 通貨ペアでMXを選択
- MXトークンを購入する
まず、メニューから「現物取引」を選択します。
取引画面右上にある通貨ペア検索スペースに「mx」と入力すると、MXトークンの通貨ペアが表示されます。取引したい通貨ペアを選びましょう。
指値注文を選択して購入価格を入力、購入したいMXトークンの数量を選択して合計金額を確認したら「MXを購入」をクリックします。
これでMXトークンを購入できます。
テイカーではなくメイカーでできるだけ注文を行う
MEXCでは、テイカー注文よりメイカー注文の方が手数料は安く設定されています。
現在は、キャンペーンでテイカーの取引手数料も安くなっていますが、通常であれば手数料はメイカー注文の3倍かかります。
キャンペーンでもメイカーは無料ですが、テイカーでは0.01%の手数料がかかりますので、メイカー注文をうまく利用することで手数料を安く抑えられます。
そもそも、なぜメイカーの手数料が安いのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか?
メイカーの手数料が安い理由は、注文板に新しい金額が追加されることで取引所の流動性が高まり、取引が成立しやすくなるからです。
取引が成立しやすい取引所にはユーザーが集まる傾向があり、それだけ流動性が上がるので、メイカーは手数料が優遇されているのです。
まとめて入出金する
MEXCでは入金手数料は無料ですが、国内の仮想通貨取引所から送金する際に送金手数料がかかることがあります。
例えば、bitFlyerでBTCを送金する場合、1回の送金につき0.0004BTCの手数料が発生します。
また、MEXCからBTCを送金する場合にも、1回の送金につき0.0003BTCが必要です。
基本的に、出金金額に関係なく1回の送金につき同じ額の手数料がかかるので、まとめて入出金するほうが手数料を安く抑えられます。
紹介コードで口座開設する
MEXCには紹介プログラムを提供されています。口座開設時に紹介コードを入力すると手数料が10%割引されます。
紹介コードは口座開設後には利用できませんので、利用するなら必ず口座開設時に入力するようにしてください。
なお、紹介コードを利用する際には、信頼できる紹介元のものを利用するようにしましょう。
MEXCの手数料に関してよくある質問
最後に、MEXCに関してよく見かける質問にお答えします。
- MEXCでは口座管理手数料は発生しますか?
-
MEXCでは口座管理手数料はかかりません。
- 手数料に関するキャンペーンはありますか?
-
MEXCでは定期的に手数料無料のキャンペーンを実施しています。
MEXCでは口座管理手数料は発生しますか?
MEXCでは口座管理手数料はかかりません。
口座開設はもちろん、口座を維持するのに費用は一切かかりません。
MEXCは手数料に関するキャンペーンはありますか?
MEXCでは定期的に手数料無料のキャンペーンを実施しています。
現在、MEXCでは現物取引ペアの取引手数料が無料のキャンペーンが開催(※ETF取引は対象外)されています。
また、通常はメイカーで0.020%、テイカーで0.060%かかる先物取引の手数料が現在はメイカー無料、テイカー0.01%となっています。
まとめ
MEXCで発生する手数料を最後にもう一度おさらいしておきましょう。
- 取引手数料
- 資金調達料
- レバレッジETF商品の手数料
- 出金手数料
取引手数料に関しては、MXトークンで支払うことで割引を受けられるので、MEXCで取引するなら保有しておくことをおすすめします。
また、MEXCでは随時キャンペーンが開催されており、開催期間中に手数料が割り引かれることがあります。
これらのキャンペーンを利用して手数料を抑えるのも得策です。
コメント