Bithumbは、韓国で業界トップクラスのの取引量を誇る海外仮想通貨取引所です。
過去にハッキング被害を受けたことが指摘されることもありますが、その後は取引高1920億円を計上し世界No.1の取引所を記録してもいます。
ちなみに、似たようなサービスで「Bithumb Global(ビッサム・グローバル)」というのがありますが、これは韓国では絶大な人気を誇るBithumbを国外向けに立ち上げた取引所で、Bithumbとは取引所が異なります。
この記事では、人気の高いBithumbについて詳しい情報をまとめてご紹介します。
Bithumb(ビッサム)とは
はじめに、Bithumbの概要情報をまとめてお届けします。
取扱銘柄数 | 100種類以上 |
取引手数料 | 0.15% |
入金手数料 | 無料 |
出金・送金手数料 | 0.001BTC |
レバレッジ取引 | なし |
日本語対応 | なし |
冒頭でもお話ししたとおり、Bithumbは取引高世界No.1を記録した韓国の海外仮想通貨取引所です。
そんなBithumbの特徴を簡単に説明します。
韓国が拠点の取引所である
Bithumbは韓国に拠点を置く仮想通貨取引所です。
韓国では、2017年終わりころから急速に仮想通貨が注目を集めましたが、韓国でBithumbが占めるシェアは6割を超えています。
世界的に見ても活発に取引が行われている取引所の一つで、さらなるグローバルな展開が期待されています。
上場通貨が暴騰することが多い
Bithumbに上場されている通貨は他の海外取引所と比較して特に多いわけではありませんが、Bithumbに上場された通貨はその後急騰することが多く、今もBithumbに新規上場される通貨は大きな注目を集めています。
Bithumbを利用するメリット
Bithumbのメリットには次のようなものがあります。
アルトコインの取引量が多く約定力が高い
Bithumbは世界でもトップクラスの取引量を維持し続けています。
特にアルトコインの取引が多く、CoinMarketCapによると、取引量が多いのは以下の3つの通貨です。
- オミセゴー(OMG)
- モネロ(XMR)
- ダッシュ(DASH)
アルトコインの中には、取引量シェアの1位がBithumbというものも多くあります。
これは、他の取引所では取引が成立しにくいアルトコインでも、Bithumbでなら売りたいときに売りやすく、買いたいときに買いやすいということを意味します。
手数料定額クーポンがありお得に利用できる
Bithumbの取引手数料は0.25%の定率制となっていますが、「手数料定額クーポン」を購入することで、最大47%割引を受けることができるため、実質0.08%になります。
回数をこなす取引を行う場合は、かなり有利な取引が可能です。
47%割引のクーポンは、2,688,000ウォン(約27万円)で販売されています。
累積取引金額 | クーポンを利用する場合の手数料 | クーポンを利用しない場合の手数料(手数料:0.25%) |
~1,000万ウォン | 20,000ウォン(手数料:0.2%) | 25,000ウォン |
~2,500万ウォン | 40,000ウォン(手数料:0.16%) | 62,500ウォン |
~5,000万ウォン | 60,000ウォン(手数料:0.12%) | 125,000ウォン |
~1億ウォン | 80,000ウォン(手数料:0.08%) | 250,000ウォン |
~5億ウォン | 325,000ウォン(手数料:0.065%) | 1,250,000ウォン |
~10億ウォン | 500,000ウォン(手数料:0.05%) | 2,500,000ウォン |
~30億ウォン | 1,350,000ウォン(手数料:0.045%) | 7,500,000ウォン |
~50億ウォン | 2,000,000ウォン(手数料:0.04%) | 12,500,000ウォン |
セキュリティが強固
Bithumbはセキュリティに対する意識の高さでも知られています。
仮想通貨取引所では必須となっている二段階認証はもちろん、SMS認証やセキュリティパスワードの設定など、厳重な管理が可能です。
情報量が多い
Bithumbは日本での知名度は高くはないのですが、十分な量の情報が様々なサイトで紹介されています。
そのため、利用する上で情報不足で困ることはないでしょう。
Bithumbを利用するデメリット
Bithumbには以下のようなデメリットがあります。
日本語に対応していない
Bithumbは日本語には対応していません。
以前は6ヶ国の言語に対応していましたが、現在は英語と韓国語の2ヶ国語表記となっています。
ただし、Bithumb Global(ビッサムグローバル)は日本語対応しています。
現物取引のみの対応
Bithumbは現物取引のみで、レバレッジ取引に対応していませんので注意しましょう。
Bithumb Global(ビッサムグローバル)の方では最大レバレッジ5倍まで取引をおこなうことができますので、レバレッジをかけて取引をしたい場合は、Bithumb Global(ビッサムグローバル)を利用するといいでしょう。
ハッキングの標的にされ実際に被害に遭った
Bithumbは、世界トップレベルの取引量を誇るだけにハッキングの標的にもなりやすく、2017年7月、2018年6月、2019年3月と過去に3回ハッキングされ仮想通貨盗難被害を受けています。
現在はシンガポールのブロックチェーン開発で有名な投資会社に買収され、徐々にセキュリティを強化中です。
また、先ほどもお話しした通り、二段階認証やSMS認証などユーザー側のセキュリティ強化にも努めています。
Bithumbに限らず、他の海外仮想通貨取引所でも顧客のアカウントに対して無差別に不正アクセスされることがあります。
Bithumbの手数料について
Bithumbではアカウント・口座の開設に一切費用がかかりません。
その後の維持費もかからないため、基本的に口座を保有し続けているだけで料金が発生するということはありません。
ここでは、Bithumbで発生する入金手数料と出金手数料についてまとめました。
Bithumbの入金手数料
通貨名 | 少額入金基準 | 手数料 |
BTC(ビットコイン) | 0.005BTC | 0.001BTC |
DASH(ダッシュ) | 0.04DASH | 0.01DASH |
LTC(ライトコイン) | 0.3LTC | 0.01LTC |
BCH(ビットコインキャッシュ) | 0.03BCH | 0.001BCH |
ZEC(ジーキャッシュ) | 0.02ZEC | 0.001ZEC |
BTG(ビットコインゴールド) | 0.15BTG | 0.001BTG |
その他の通貨 | - | 無料 |
入金手数料は基本的に無料です。
ただし、ネットワークへの負荷軽減のため、上記の6種類の通貨を基準の金額以下で入金する場合は手数料が発生します。
Bithumbの出金手数料
通貨名 | 手数料 |
BTC(ビットコイン) | 0.001BTC |
ETH(イーサリアム) | 0.01ETH |
ETC(イーサリアムクラシック) | 0.01ETC |
XRP(リップル) | 1XRP |
BCH(ビットコインキャッシュ) | 0.001BCH |
XEM(ネム) | 4XEM |
出金手数料は、通貨によって異なります。主な通貨の手数料は上記の一覧の通りです。
Bithumbの取引手数料
取引手数料は、0.15%の定率制になっています。
ただし、先ほどもお話しした通り、手数料定額クーポンを購入すれば最大47%割引の0.08%で取引することができます。
クーポンの購入は、KRW(ウォン:韓国の法定通貨)のみの取り扱いとなっています。
そのため、クーポンを購入する際は所有する仮想通貨を売却し、KRWを入手する必要があります。
Bithumbのセキュリティについて
Bithumbでは以下のようなセキュリティ対策を実施しています。
- 二段階認証
- 取引時暗証番号
- 資産の分別管理
設定するかどうかはユーザー側にゆだねられていますが、個人の資産を守るためには欠かせないので必ず設定しましょう。
その他にも、セキュリティパスワードやSMS認証などでハッキングなどを防いでいます。
また、日本人が口座開設して取引や出金ができるようにするためにはパスポートの画像提出が必須になっており、犯罪などに巻き込まれる可能性が低くなります。
Bithumbは過去にハッキングにあっています。
- 2017年4月/7月・・・個人情報の流出
- 2018年6月20日・・・ビットコインやイーサリアムを含む11の通貨が流出
いずれもBithumbのセキュリティの甘さが原因とされていますが、現在ではサイバー攻撃やハッキングに対して商業銀行並みの対策強化を行っています。
ユーザーの現金資産を外部銀行で管理したりサイバー総合保険による補償の準備など、セキュリティに関して最大の強化を行っているのでご安心ください。
Bithumbの口コミ・評判
次に、Bithumbの口コミを見ていきましょう。まずは、良い口コミからご紹介します。
Bithumbの良い口コミ
ですねー
— Robin (@robintopone) April 26, 2018
最近はビッサム上場した銘柄は爆上げしてますからね!
ビッサムは政府発行の
— k'ao【 /Future of Crypto】A'rgo (@kasumi779) March 30, 2019
情報セキュリティ管理システム(ISMS)ライセンスを取得し
去年ハッキング以来強固なセキュリティを持ちます
同社は数日前に従業員のおよそ50%にあたる150名の解雇を計画していることから不満のある内部犯の可能性が強まっています
最新続報詳細
⇒ https://t.co/fptDGSoZdS
韓国の大手仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)がキオスクと提携し、仮想通貨で支払いが可能なシステムを導入することを発表した。※キオスク(KIOSK)とは、韓国では一般的に利用されている無人タッチスクリーンの販売システムのこと#キオスク #Bithumb #仮想通貨決済https://t.co/1v3v5AdRXk
— CoinChoice-ビットコイン・仮想通貨ニュース (@coin_choice) March 15, 2018
Bithumbの良い口コミの要旨をまとめると以下のようになります。
- Bithumbに上場した銘柄は暴騰する
- 取りあつかっている仮想通貨の種類が豊富
- 約定力が高い・注文がサクサク通る
- クーポン利用で取引手数料が安くなる
Bithumbに上場された通貨はその後急騰することが続いており、Bithumbに新規上場する通貨に大きな注目が集まります。
Bithumbの悪い口コミ
韓国大手取引所Bithumb(ビッサム)が35億円相当の仮想通貨ハッキング被害😮#仮想通貨ニュース #取引所 #Bithumb #仮想通貨 #暗号通貨 #ビッサム #エアドロップ #仮想通貨ハッキング被害 https://t.co/nolf0BkdP7
— かそ子 (@kasocomyu) June 21, 2018
Bithumbユーザーの間では以下のような不満があるようです。
- 過去3回もハッキングにあっていて少々心配
- サーバーが落ちやすい
セキュリティ面で大幅な対策をしているとはいえ、3回ハッキングされた過去は変えられませんし、ユーザーの不安感を100%拭うことは難しいです。
改善努力は見受けられますが、ユーザーの信頼を獲得するのには時間がかかるでしょう。
ちなみに、Bithumbでは、ストップリミットオーダーができません。
仮想通貨の取引では日本や韓国の深夜帯に相場が変動することが多いため、自動で売買できないと寝ている間に損をする可能性もありますので、このシステムがないことを不便だと感じているユーザーもいるようです。
まとめ
韓国の仮想通貨取引所「Bithumb」についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
最後にもう一度、Bithumbを利用するメリットをおさらいしておきましょう。
- アルトコインの取引量が多く約定力が高い
- 手数料定額クーポンがありお得に利用できる
- セキュリティが強固
- 情報量が多い
これらのメリットを見て「使いたい!」という方は、口座開設をして取引を始めてみましょう。
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