仮想通貨取引には現物取引や先物取引など様々な取引方法があります。
中でも、レバレッジ取引はハイリターンが得られる反面、リスクも大きいので注意しなくてはいけません。
そこで今回は、仮想通貨投資におけるレバレッジ取引のメリットやデメリット、レバレッジ取引のポイントなど詳しく解説します。
レバレッジ取引ができるおすすめの海外仮想通貨取引所
レバレッジ取引ができる仮想通貨取引所はそう多くはありません。
ここでは、レバレッジ取引ができる取引所をレバレッジ倍率の高い順にご紹介します。
最大レバレッジ1000倍!日本語にも対応しているFXGT
最大レバレッジ | 1,000倍 |
取引コスト | 取引手数料:スプレッドのみ 入出金:無料 |
通貨ペア | 34ペア |
ゼロカット保証 | あり |
追証請求 | なし |
日本語対応 | あり |
FXGTの最大レバレッジは1000倍です。これは世界的に見ても業界トップクラスの高さです。
レバレッジ以外にもFXGTには以下のような特徴があります。
- 使い分け可能な口座タイプが6種類
- アプリMT5で取引できる
- ボーナス・キャンペーンが豊富
口座は6種類から選ぶことができ、さらに使い分け可能ですので、用途別にそれぞれの口座を保有することができます。
セキュリティも強固でサポートも充実しているため、初心者でも安心して利用することができるでしょう。
また、仮想通貨以外に、先物や株価指数も取引することができます。
最大レバレッジ500倍でスキャルピングOKのCryptoGT
最大レバレッジ | 500倍 |
取引コスト | 取引手数料:スプレッド0.08% 入出金手数料:無料 |
通貨ペア | 58ペア |
ゼロカット保証 | あり |
追証請求 | なし |
日本語対応 | あり |
CryptoGTは、設立してまだ2年と運営歴は短いですが、急成長を遂げているキプロスに本拠地を置く海外仮想通貨取引所です。
設定できるレバレッジ率はもともと200倍まででしたが、より仮想通貨FXに力を入れていくという方針から最大500倍まで倍率が引き上げられました。
CryptoGTのレバレッジ以外の魅力は以下の通りです。
- サイトが見やすい
- 違和感がない日本語
- 最新のMT5で仮想通貨FXができる
- EAやスキャルピングができる
CryptoGTはEAによる自動売買が認められていますので、最新のEAプログラムを作成・購入できるMT5との相性は抜群に良いです。
さらに、仮想通貨取引所では珍しくスキャルピングトレードが許されていますので、FXに慣れているユーザーからも好評を得ています。
サイトのほとんどのページを日本語に切り替えることが可能でき、日本人ユーザーでもストレスなく使えます。
最大レバレッジ125倍:アルトコインが豊富なMEXC(MXC)
最大レバレッジ | 125倍 |
取引コスト | 取引手数料:一律0.2% 入出金手数料:0.0005BTC |
通貨ペア | 837ペア |
ゼロカット保証 | あり |
追証責任 | なし |
日本語対応 | 一部対応 |
MEXC(MXC)は日本でのライセンスはまだ取得していませんが、アメリカやカナダ等を含む5つの国の審査基準を満たしている国外の仮想通貨取扱所です。
レバレッジ取引だけでなく、現物取引もすることができ、幅広い層のトレーダーに広く支持されています。
MEXC(MXC)のレバレッジ以外の魅力は以下の通りです。
- 取り扱っているアルトコインの種類が豊富
- 日本人トレーダーに注目されているIEO
- エアドロップに関するお得なキャンペーンが豊富
MEXC(MXC)は他の取引所にはないほど豊富な種類のアルトコインを取り扱っている点で他社とは違います。
MEXC(MXC)でしか取引できない銘柄も多く、きちんと見極めることができれば、値上がりする前に購入し、その後の暴騰で一気に利益を上げることもできるでしょう。
価格上昇や一部上場などによって大きく儲けることができるIEO・エアドロップなども積極的に行っていて、MEXC(MXC)ユーザーには高評価されています。
最大レバレッジ125倍|OKX(OKEx)
最大レバレッジ | 125倍 |
取引コスト | 取引手数料:0.15%~0.2% 入手金手数料:無料 |
通貨ペア | 415ペア |
ゼロカット保証 | あり |
追証責任 | なし |
日本語対応 | 非対応 |
OKX(OKEx)は中国でトップ3にランクインしたことがあり、世界的にも利用者が多い仮想通貨取引所です。
ハッキング対策や資金管理に力を入れています。
ただし、日本語に対応していないので、中国語か英語を理解できないと、十分に使いこなすのは難しいかもしれません。
OKX(OKEx)のレバレッジ以外の魅力は以下の通りです。
- 世界的にトップレベルの取引量を誇る
- 取り扱い通貨が豊富
- レバレッジ取引以外にも取引方法が充実している
知名度が低い草コインは取引量が少ないので、狙ったタイミングで取引するのが難しいと一般的には言われていますが、OKXは全体的な取引量が多く、草コインの約定力も一定以上を維持しているので、売りたいときに売ることが比較的可能です。
日本語には対応していませんが、サポートデスクは年中無休ですので、英語もしくは中国語ができるなら、満足のいくサポートが受けられるでしょう。
最大レバレッジ100倍以下の海外取引所【補足】
参考までに、最大レバレッジが100倍の海外取引所もご紹介しておきます。
最大レバレッジ100倍以下の代表的な取引所には以下のようなところがあります。
- Bybit:最大レバレッジ100倍
- Phemex:最大レバレッジ100倍
- Zoomex:最大レバレッジ100倍
- Bitfinex:最大レバレッジ3.3倍
- Poloniex:最大レバレッジ2.5倍
レバレッジ取引は高いレバレッジをかければかけるほどリスクも上がります。
リスクを押さえたいのであれば、ほどほどのレベルのレバレッジで取引するというのも一つの方法です。
レバレッジ倍率の高さで海外仮想通貨取引所を選ぶ時のポイント
ここでは、海外業者の中からレバレッジ倍率が高く、安心して利用できる取引所を探し出す時に注目するべきポイントをご紹介します。
最大レバレッジの適用条件をチェックする
海外取引所が謳っているレバレッジは最大レバレッジです。
最大レバレッジはどんな時でも無条件で適用されるわけではありません。
例えば、最大レバレッジ100倍でも、実際に100倍で取引できるのは特定の通貨だけだったり、口座残高が増えてくるとレバレッジの最大倍率が50倍まで減ってしまったりすることもあります。
ですから、取引所を選ぶ際は最大レバレッジをチェックしつつ、最大レバレッジが適用される条件に付いても合わせて確認しておきましょう。
レバレッジ取引する意味を考える
高い倍率で取引ができても、高いレバレッジを活かせる取引ができなければ意味はあまりありません。
例えば、自分が取引に使いたいと思っている通貨を扱っていないケースもあります。
そのため、目星をつけている取引所にこだわらず、まずは取引したい仮想通貨を決めましょう。その上で仮想通貨取引所を探し、お目当ての通貨を取り扱っている業者で口座を開設するのがおすすめです。
事前に取引したい通貨を決められないという人は、アルトコインを含む仮想通貨銘柄を多く取り扱っている業者で、少額実際に取引してみるのもいいでしょう。
取引コストも考慮する
多くの利益を稼ぐ目的で最大レバレッジが大きな取引所を探しているのなら、取引コストがなるべくかからないことも重要です。
取引コストには、一般的に以下のようなものが含まれます。
- 取引手数料(メイカー・テイカー手数料)
- レバレッジ手数料
- スプレッド
- 入金手数料
- 出金手数料
- 送金手数料
国内であれ海外であれ仮想通貨取引所の収入源は「ユーザーからの手数料」です。
そのため、すべての取引コストをゼロにするのが非常に難しいです。その中でも、ユーザーファーストのサービスを展開している業者は、一部の手数料を無料にしていたり、非常に安く設定していたりします。
取引コストを抑えるという観点に立つなら、なるべくそのような業者を探すようにしましょう。
セキュリティは十分に高いかチェックする
安全性の高い取引所を探すときは、業者単位で行っているハッキング対策の強さに注目しましょう。
仮想通貨取引所は往々にして、狙われやすくハッキングの被害に遭っています。
特に、海外の取引所を利用する場合は、金融庁のライセンスを取得している業者が少なく、セキュリティ面で安全とはいえない業者もありますので注意しましょう。
仮想通貨を守るための主なセキュリティ対策としては以下のようなものがあります。
- 2段階認証を採用している
- コールドウォレットを採用している
- マルチシグネチャを採用している
- 盗難補償がしっかりしている
海外取引所でレバレッジ取引をするメリット
次に、レバレッジ取引をするメリットを確認しましょう。
海外の仮想通貨取引所でレバレッジ取引を行うと、以下のようなメリットがあります。
国内取引所と比べ物にならないほどの高レバレッジをかけられる
圧倒的に大きな倍率をかけてレバレッジ取引を行うことができるのが、国内取引所にはない大きな魅力です。
例えば、日本でもGMOコインやDMM Bitcoinではレバレッジ取引ができますが、レバレッジ倍率は2倍までしか用意されていませんが、海外の仮想通貨取引所では少なくとも2.5倍、多い場合は1,000倍近いレバレッジをかけることができます。
高レバレッジで取引するなら海外取引所が断然おすすめです。
草コインの取り扱いが豊富で一攫千金を狙える
仮想通貨取引におけるレバレッジ取引の魅力は、価格が暴騰する通貨で一気に利益を狙えるところです。
海外の仮想通貨業者は、ビットコインや人気のあるアルトコイン以外にも様々な仮想通貨を取り扱っています。
草コインを豊富に扱っている取引所でこそ、高レバレッジ取引は意味があるといっても過言ではありません。
将来性に期待できる銘柄を取り扱っている海外業者は、その点で国外業者よりもトレードの幅がある言えます。
追証のリスクがない
レバレッジ取引で怖いのが「追証」です。
海外取引所の多くは追証対策としてゼロカットを採用しています。国内取引所にはこのシステムはありません。
ゼロカットシステムを採用している業者を利用することで、万が一ロスカットが発生しても証拠金以上の追証が発生する心配をする必要はなくなります。
取引量が多く注文が通りやすい
海外取引所と国内取引所の大きな違いの一つに取引量の違いがあります。
仮想通貨取引所の利用者数は国内取引所よりも海外取引所のほうが多いです。そのため、必然的に通貨の取引量も海外取引所のほうが多くなります。
十分な取引量がない状態だと約定力が低くなります。
すると、発注や決済のタイミングがなかなか訪れないことが多くなります。
しかし、取引量が多ければ様々なトレーダーが通貨を売買していますので、よりスムーズに取引が成立しやすくなります。
簡単な手続きで口座開設できる業者が多い
海外の取引所すべてに当てはまるというわけではありませんが、一部の取引所では口座開設の際に本人確認の手続きなどが不要なところもあります。
口座開設するのに本人確認書類の提出や審査が必要な場合は、少なくとも2~3営業日以上は待たされるのが普通です。
電話番号やメールアドレスを入力するだけで口座開設がすむ業者では、申し込んだその日のうちにすぐに取引を始めることができます。
海外仮想通貨取引所でレバレッジ取引をするデメリット
海外の仮想通貨取引所で行うレバレッジ取引には、以下のようなデメリットもあります。
一気に損失が膨らむ可能性がある
レバレッジ取引はレバレッジの倍率が高ければ高いほど、その分損失が膨らみます。
予想した方向にレートが動けばいいですが、予想を外した場合は、損失額がどっと膨らんであっという間にロスカット水準に達し、一気に資金を失います。
言葉が壁になることがある
魅力的なサービスを提供している海外業者も多いですが、その一方で日本語に対応していないところも多くあります。
英語や中国語が話せる人は問題ありませんが、日本語しか分からないという人は一部の日本語に完全対応している取引所しか利用することができません。
レバレッジ手数料が別途かかることがある
レバレッジ取引を行う時には、別途レバレッジ手数料が発生することもあるので注意が必要です。
レバレッジ手数料は一律で発生することもありますし、かけるレバレッジの大きさによって変わることもあります。
実際に取引を始める前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
また、レバレッジ手数料が発生するタイミングにも気をつけましょう。
発注を行った時に一度だけ支払うか、ポジションを保有している限り毎日支払う必要があるかによって、最終的な利益率が大きく変化してきます。
仮想通貨のレバレッジ取引のポイント
続いて、効果的にレバレッジ取引を行うポイントをご紹介します。
レバレッジ取引を行う際は、以下のことを意識しましょう。
証拠金維持率を意識する
証拠金が少なくなると取引自体ができなくなるため、証拠金維持率は常に意識しましょう。
証拠金維持率(%)=純資産(その時点で全ての取引を終了した場合の資産)÷必要証拠金×100
純資産は、持っている資産から負債を引いた額です。
例えば、10万円の証拠金を保有しレバレッジ10倍で100万円の取引を行った場合、価格が1%下落して損失が1万円出ると純資産は9万円になります。この場合の証拠金維持率は90%です。
証拠金維持率が低くなりすぎると、証拠金を守るために取引所からロスカット(強制的に決済)されてしまいます。
そうなると、取引そのものができません。
大きく損失が出ている場合の対策としては、追加資金を投入するなどして証拠金維持率を保つというのがあります。
損切りラインを決める
損切りラインとは、文字通り損切りを実行する価格のことです。
損切りラインを決めずに取引をすると、損失が想像以上に膨らんでしまうことがあります。
ですから、あらかじめ損切りラインを決めておきましょう。
情報収集や分析を怠らない
レバレッジ取引を行う際は、チャート分析や情報収集を欠かさないようにしましょう。
米国雇用統計やFOMCなど、金利政策や経済指標の発表は相場に大きく影響します。
また、仮想通貨取引の場合、TwitterやYouTubeで発信しているトレーダーの情報も重要です。
ただし、ネットには間違った情報も多いので、なるべく多くの発信者の情報を比較検討する必要があります。
ハイレバレッジ取引の注意点
最後に、ハイレバレッジをかけて取引する際の注意点をいくつか挙げておきます。
デメリットと若干かぶるりますが、大切なことなので再度確認しておきましょう。
取引量によってかけられるレバレッジは変化する
海外の仮想通貨取引所は、ハイレバレッジで取引できるのが魅力ですが、ほとんどの取引所にレバレッジの制限があると先ほど解説しました。
例えば、CryptoGTという取引所には以下のような制限があります。
取引量 | レバレッジ制限 |
1万ドル未満 | 500倍 |
5万ドル未満 | 200倍 |
10万ドル未満 | 100倍 |
20万ドル未満 | 50倍 |
20万ドル以上 | 20倍 |
上記のように、取引量に応じてレバレッジ制限がかかるところが多いです。
通貨によって最大レバレッジは違う
通貨ペアにより変動の激しさが違うため、最大レバレッジは通貨ペアによっても変わります。
同じく、CryptoGTを例に挙げると、以下のようにレバレッジが設定されています。
最大レバレッジ | 通貨ペア |
500倍 | BTC/USD、ETHUSD、LTC/USD、BCHUSD、XRPUSD、DSHUSD、XMRUS |
100倍 | LNKUSD、WBTUSD、ZRXUSD、RENUSD |
このように、最大レバレッジで取引できるのは主要通貨だけということもあります。
また、株価指数などのCFDの取引ができる仮想通貨取引所もありますが、CFDは銘柄によって最大レバレッジが異なるのであらかじめ確認しておきましょう。
価格変動によるリスクを常に意識する
仮想通貨はボラティリティが高いため、高いレバレッジをかけると大きな利益を得られる反面、同等の損失を被る可能性があります。
ですから、価格変動による損失は常に意識しておきましょう。
レバレッジ手数料に考慮する
レバレッジ取引には、レバレッジ手数料というのがあります。
ハイレバレッジで取引をする上では、このレバレッジ手数料にも考慮しましょう。
特に、長期的にポジションを保有するときには注意が必要です。
レバレッジ手数料が発生する時刻やタイミングは取引所によって異なりますが、時には数時間ごとに手数料が発生する場合もあります。
まとめ
レバレッジ倍率の高い仮想通貨取引所についてご紹介しました。
最後にもう一度、レバレッジの高い取引所をおさらいしておきましょう。
ご覧の通り、レバレッジ倍率で選ぶならFXGTという結果になりました。
ただし、先ほども解説したとおり、すべての取引に最高レバレッジが適用されるわけではないので事前に確認しておきましょう。
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